山王悪魔払い( 金沢市無形文化財指定 )
大野日吉神社「山王祭」に山伏姿の勇ましいいでたちで、魔除けの舞として演じられる古典味豊かな伝統芸能。 古来大野町では、「弥彦ばば」の通称で代々16歳・17歳の若者によりその秘芸が継承されている。  毎年7月の第4土曜日には、町内全戸を1戸々周り魔除けの舞を演じ、日曜日には神輿渡御行列の神輿の後に随い祭典の場で舞を奉納する。首から賽銭箱をさげた先頭の坊主は、網代傘に柿色の法衣をまとい白タスキ、キャハンに1枚歯の高下駄をはき、錫杖を打ち振りながら「東方に降三世云々」の経文を唱え、外縛の印を結ぶ。三人の舞手は白布で頭を包み、柿色、藍色、緑色の法衣と裁付袴をつけ、タスキ、キャハン、ワラジをはきそれぞれ般若面をつけた者は弓矢を、天狗面をつけた者は刀を、翁の面をつけた者はマサカリを持ち踊る。次に黒法衣にスゲ傘をかぶり高下駄をはき、法螺貝を吹き笛と太鼓の一群が続き、「大日大聖不動明」と書いた紺旗、「降三世明王」の赤旗、「軍茶利夜叉明王」の黒旗、「大威徳明王」の白旗、「金剛夜叉明王」の緑旗の五彩の旗を押し立てて総勢25人余が随行する。 昭和36年11月3日、稀にみる郷土芸能として金沢市無形文化財に指定された。
 
 
  加賀獅子舞
金沢地方の伝統的な祭礼行事として、最も一般的に行われる伝統芸能。  獅子舞は、我が国の民族芸能として各地にいろいろな形で伝承されていますが、金沢地方の獅子舞は、その大きさと舞い方に著しい特徴があります。牙をむいて威嚇し荒れ狂う獅子を、一人或いは二、三人の「棒振り」(舞手のこと)が武器を持ち、業を尽くして打ちこらし退治する勇壮な形が基本となっています。  大野町では、毎年大野日吉神社「山王祭」には、町の壮年会の人たちが中心となって、頭、棒振り、笛、太鼓、三味線と総勢40~50人で、朝7時から夜8時まで町内を回ります。特に、棒振りは保育園(年長)、小学6年生と中学1・2年生も参加し、伝統芸能を継承しています。


 


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